ダーヴィッシュ・トップページへ


Harmony Hill ハーモニー・ヒル

                ダーヴィッシュ・サウンドの原点。93年のファーストアルバム。

          

1993年にリリースされたダーヴィッシュのファーストアルバム。
以降、世界で快進撃を続けるダーヴィッシュの原点。
詩人イエイツを生み出した、美しく幻想的な自然環境の北西部
スライゴ地方を拠点に活動。元来インスルメンタル・バンドとして
活動してきたブライアン・マクドーナらの男性陣に、
キャシー・ジョーダンのチャーミングなヴォーカルが加わり、
バンドの基本的なスタイルが確立された。
この作品は発売と同時にアイルランドをはじめ、英国、欧州で大きな話題を呼ぶ。

       

                             

以下、ライナーノートより抜粋

 現在までのダーヴィッシュを特徴づける全要素が、過不足なく提示されたファースト。全12曲が6曲ずつ歌とインストに分けられており、当初からジョーダンの歌に大きな比重がおかれていたことは明白だ。彼女の発声は軽めで無理がなく、それでいて充分な安定感をもっている。多くの歌手が取りあげてきたスローな[11]での陰翳、元ボシー・バンドのトゥリーナのソロ作から学んだ[9]の軽快さが、ジョーダンのもつ優れた資質をはっきり示しているだろう。ダーヴィッシュの楽器編成および編曲作法にとって、まさに理想的なシンガーだ。
 本作で早くも顕著に聴きとれるダーヴィッシュの編曲の特徴は、複数の撥弦楽器(ブズーキ、マンドラ、マンドリン、ギター)による繊細なメロディの絡みをあえて強調せず、リズム隊として存分に機能させる点にあった。音域の違う楽器――例えばブズーキとマンドリン――のストロークのタイミングを微妙にずらしながら積み重ね、ドライヴ感を強く押し出すという発想は、オシーンでのマクドーナの経験が逆方向に生かされたものと想像する。なるほどオシーンでは、複弦楽器の魅力を慎重な編曲で追求した都会的な表現が魅力だった。だが、三種の伝統楽器による古式に則ったダンス・チューン演奏、そしてジョーダンの根生いの歌の伴奏に、その種の現代性は負の効果しか与えなかっただろう。

 ダーヴィッシュの公式ウエブサイトで
    Windows Media Playerによる試聴ができます。こちらからどうぞ。
    (各曲の横 "Listen"と表示されている部分をクリックしてください)

    Media Playerのダウンロードはこちら

     

CD番号:TRCD0091 価格:2520円
解説 茂木 健(TRCD0091-0095共通ライナー)

◯注文書の画面はこちらへ

                


プレイング・ウィズ・ファイアー Playing with Fire

炎の如き力強いエナジーに満ち溢れる、94年のセカンドアルバム。


ダーヴィッシュの2作目。
デビューアルバム「ハーモニー・ヒル」の大成功により
各方面より注目を浴びることとなった彼らが、1994年にリリース。
タイトル名が暗示するように、まさに燃えたぎるような力強いエネルギーに満ちたアルバム。
圧倒的なスケールと、リリカルな繊細さが共存している。
CD初出と思われる珍しい伝統曲も収録。
英フォークルーツ誌で「デ・ダナン以来のバンド」と絶賛され、
アイリッシュ・フォーク・ミュージックのチャートで長期間1位にランク。
アイリッシュ・フォーク部門でベストセラー独走、世界進出の足がかりとなる作品。

           

以下、ライナーノートより抜粋

 デビュー作は高い評価を受け、ダーヴィッシュはライヴ・バンドとしても多忙を極めるようになった。二年を経て発表されたセカンドは、前作の方向性を踏襲しつつ、各楽器の切れがいっそう鋭くなっている。なかでも、ジョーダンのバウロンとボーンズの効果が特段に増大したのは、録音のよさだけが原因ではあるまい。
 デビュー作同様、かれら自身のレーベルWhirlingからのリリースだが、マクドーナは当初からマネージメントを人まかせにせず、ブッキングからレコード制作、販売まで、すべてをバンド側で掌握してきた。この点も、ダーヴィッシュが不動のメンバーで安定した活動をつづけてこられた大きな要因に違いない。
 本作のカバーには、炎と戯れつつ愉しそうに踊るジョーダンの写真があしらわれている。バンド名を強く意識させるデザインだが、そもそも、なぜアイルランドのグループが、イスラム神秘主義教団スーフィの旋回舞踏者を名乗ることになったのか? ある資料によると、あからさまにアイルランド的なバンド名(オシーンとか)を避けるため、わざとこの名を選んだという。本稿の執筆にあたり泥縄式に調べたところ、ダーヴィッシュが念頭においた「Whirling Dervish(旋回するダルウィーシュ)」とは、13世紀のトルコでメヴラーナ・ジェラルディン・ルーミーという詩人が興したスーフィの分派だった。厳密には、旋回舞踏ではなく「旋舞しながらの祈祷」である。祈祷の一形態とはいえ、歌舞音曲が冷遇されがちなイスラム圏で、音楽と旋回運動に導かれ忘我の境地へ入ってゆく人びとの姿に自らを託した点にも、ダーヴィッシュの不羈独立の心意気が感じられる。

 ダーヴィッシュの公式ウエブサイトで
    Windows Media Playerによる試聴ができます。こちらからどうぞ。

CD番号:TRCD0091 価格:2520円
解説 茂木 健(TRCD0091-0095共通ライナー)

◯注文書の画面はこちらへ


アット・ジ・エンド・オブ・ザ・デイ At the End of the Day

逞しく洗練を極めたサウンドが創造する、比類なき陶酔の音空間


ダーヴィッシュ、1996年のサードアルバム。

90年代アイリッシュ・ミュージックの最高の作品のひとつに数えられる記念碑的傑作。
より逞しさを増したサウンドと、いっそうの艶の出たキャシー・ジョーダンのヴォーカルにより、
ダーヴィッシュは一つのクリエイティブ・ピークを極める。
欧州全般はもちろん、アメリカ、アジアでも絶大な支持を受け、
このアルバムはホット・プレス誌でのアルバム・オブ・ザ・イアーを受賞。
スウェーデンの実力派バンド、ヴェーセンも共演

         

                  

以下、ライナーノートより抜粋

 前作の一年後、アメリカ・ツアーを経て発表されたサード・アルバムは、複弦楽器による雄勁なサウンドがさらに逞しさを増し、ジョーダンの歌にもいっそうの艶が出た傑作に仕上がった。膨大な量のライヴをこなすことでアンサンブルに磨きをかけたため、本作の制作にあたっては、音楽的な完成度を高めることに集中できたのではないか――そう考えたくなるほどの素晴らしさだ。
 スライゴー出身者が多いとはいえ、これまでのダーヴィッシュのレパートリーは、国外を含むアイリッのシュ・コミュニティ全体から選ばれていた。本作では、選曲においても、かれらの明敏さがひときわ光っている。ぼく自身、スロー・エアとして昔から愛聴してきた[2]にゲール語の歌詞があったこと、紙面上に残された民衆詩としてしか認識していなかった[6]にメロディがあったことを、本作で初めて知らされた。だからというわけではないが、この2曲でのジョーダンの歌唱は絶品。

 ダーヴィッシュの公式ウエブサイトで
    Windows Media Playerによる試聴ができます。こちらからどうぞ。

CD番号:TRCD0093 価格:2520円
解説 茂木 健(TRCD0091-0095共通ライナー)

◯注文書の画面はこちらへ


ライヴ・イン・パルマ Live In Palma ダーヴィッシュ

スペイン・マジョルカ島での、超興奮と感動のコンサートを収録

ダーヴィッシュのスペイン・マジョルカ島での
コンサートから収録した2枚組ライヴ盤。
彼らが毎年この島をツアーするたびに、観客はどんどん膨れ上がるという。
録音が良く、数千人のオーディエンスの興奮と感動がヴィヴィッドに伝わる。
ノリにノッたバンドの演奏はスタジオ盤よりもエキサイティングで、
キャシー・ジョーダンの誘導でスペインの聴衆がアイルランドの
ゲール語の歌を大合唱する部分は感動的。
アイリッシュ・ミュージック史上でも最強のライブ・アルバムといえるだろう。

  

以下、ライナーノートより抜粋           

 地中海西部の避寒地として名高いスペイン領マジョルカ島の主都パルマで、数千人の外国人観客を前にした二時間の演奏を、かれらはまるまる二枚組のライヴとして発表した。36トラックのすべてが、前作の勢いに拍車をかけた見事な歌と演奏で、まったくダレ場がない。デビュー以来のダーヴィッシュが集大成された重要作であるだけでなく、録音時間の長さと質の高さにおいて、アイルランド音楽史上最強のライヴ盤といえよう。

 ダーヴィッシュの公式ウエブサイトで
    Windows Media Playerによる試聴ができます。こちらからどうぞ。

                                

                   

CD番号:TRCD0094 価格:2520円 ※2枚組
解説 茂木 健(TRCD0091-0095共通ライナー)

◯注文書の画面はこちらへ


ミッドサマーズ・ナイト Midsummer's Night

内面的なスケールが拡大し新境地を切り開いた99年の傑作

ダーヴィッシュ、1999年リリースの4枚目のスタジオ盤。
男性陣のコーラスの充実により奥行きの広がった
キャシーのヴォーカルが聴きもの。
そして新メンバー、全アイルランド・チャンピオンのフィドル奏者トム・モロウと、
シェイマス・オダウドのツインでのフィドルや、
シェイマスの独自なチューニングでのギターなどにより、
新たな多彩な音楽性が加わった。
歳月を経てさらに密度の濃くなった
「マジカル・アイリッシュ・ミュージック」とでもいうべき魔法のアンサンブルを体感できる。

                 

以下、ライナーノートより抜粋                 

 驚異のライヴ盤を発表した翌98年、ダーヴィッシュは実質上初めてのメンバー交替を経験をする。結成メンバーのシェーン・マカリーアが脱退してニュージーランドに渡り、後任に、フィドルとギターのシェイマス・オダウドが参加したのだ。同時にかれらは、フィドラーのトム・モロウを新たに招き、フロントの強化を図る。
 現在までのところ最新作となる『ミッドサマーズ・ナイト』は、この七名で録音された。選曲と編曲は従来の方針を堅持しているものの、新メンバーの加入はふたつの点で変化をもたらしている。すぐに気づくのが、男声によるバック・コーラスの充実であり、これによって、ジョーダンの歌にさらなる奥行きが加わった。もう一点は、オダウドの創意あふれるギター。彼は、普通の6弦の楽器に加え特殊な12弦ギターを演奏する。この12弦ギターが、ダーヴィッシュの低域に新たな次元を(微妙ではあるが)開いているのだ。彼の12弦ギターには通常より五度から六度も低い変則チューニングが施されており、弦は9本しか張られていない。9本の内訳は、低音側にベースギターの弦を含む極太ゲージを3本だけ使用、高音側もやはり太いゲージを3本張り、そのそれぞれに、オクターヴ上で対応する副弦を組み合わせ計6本(3コース)にするというもの。つまり、低音側3本でベースを代用しながら、高音側3コースでブズーキに近しい効果が得られるというわけだ。

 ダーヴィッシュの公式ウエブサイトで
    Windows Media Playerによる試聴ができます。こちらからどうぞ。

                                                                                    

CD番号:TRCD0095 価格:2520円
解説 茂木 健(TRCD0091-0095共通ライナー)

◯注文書の画面はこちらへ


    

 


 |ダーヴィッシュ・トップページへ