1.コンサートについて
Q)まず始めに、昨日の素晴らしいコンサートについて一言伺いたいのですが、おおまかな構成としては第1部が主に教会で歌われてきたキャロルで、休憩後の第2部が教会以外の家庭とか、野外で主に歌われてきたキャロルになっていたのでしょうか?
M(マディ)):特にそういう事ではなくいろいろ混ざっていますね。
例えば、1部の1曲目の「雄豚の頭のキャロル(Boar's Head Carol) 」はプロセッョン(連祷を唱えながらの行列)の時の歌で、オックスフォードの大学(カレッジ)で行われているもので豚の頭を運びながら歌うのです。ええと、2曲目の「ブーレ(Bourees)
」はフランスの曲ですね、それから、3曲目の「み神の栄と(O For a Thousand Tongues to sing)」も教会で歌われたものだっけ?(とジャイルスとスティーヴに聞く)
G(ジャイルス))そう..
M)この3曲目は歌われているけれど、それほど一般には知られていないものです..
Q)何故、先程のような質問したかと言いますと、ひとつには第2部ではマディさん衣装もよりカジュアルな感じに変わっていましたし...中でも「疾走の後に(As
Pants the Hart) 」(2部:12曲目)のようなギターとリコーダーの伴奏で家庭内で歌わる形のキャロルが私にはとても新鮮で印象的でした。
M)ああハハハ、確かにそれはとても家庭的ですね。まあ、そういうようなプレゼンテーションをしたという事です。
G)その曲は教会でも歌われるものです。
M)今回の中では「主よ、朝方に(Lord in the Morning) 」(2部:11曲目)はとても古い歌で最近では歌われなくなったものです。「嵐無き航海を(NeverWeatherbeaten Saile) 」(2部:15曲目)も教会では歌われているのを聴いた事がありませんね。これはリュート・ソング(リュートの伴奏で歌うための歌)なのですから、教会では歌われないのです。それと、「聖デイのキャロル(Sans Day Carol)」(2部:16曲目)も、ええと教会の中で歌われるものだっけ?(と再びジャイルスやスティーヴに尋ねる)
G)そう、たまに教会でも歌われるけれど、それはフォーク・キャロルですね。
M)教会のキャロルかどうかを区別するのは、難しい事なのです。何故なら教会も変化しつつあるので、昔の様な決まりはないのですから。
Q)なるほど、いずれにしても沢山のキャロルを歌われて、キャロルのいろいろな面を聴かせてくれたコンサートでしたね。
M)全く、その通り。キャロルの使われ方にはいろいろあるのです。
