Q:「ウイッシングウエル」では一つのアルバムの中に、ケルティック・ミュージックの曲があったり、カントリー・ソングが聴けたり、という感じがするのですが、最新作の「ボーダー・オブ・ヘヴン」ではそれらの音楽が統合された曲が収録されているという感じがするのですが。
コニー:イエス。それはいい質問です。「ボーダー・オブ・ヘヴン」では今までのアルバムでつちかってきた音楽がミックスされています。以前、私も良く直接聞かれたものです。私がアメリカ人なのになんでケルト音楽を歌うの?、とかあるいはフレンチ・ミュージックなどを取り上げるのかといったものですが、既にお話したように、それらの地域性も私の血の中に流れている音楽要素なのです。
Q:昨日のあなたのコンサートでは、「ハード・タイムス」やスコティッシュ・マウス・ミュージックなどの新曲が披露されていましたね。次のアルバムのリリースの予定はいつ頃になりますか?多くのファンは来年出ることを望んでいると思います。
コニー:I hope so. 新しいレパートリーはいくつか出来ているので、早ければ来年早々最初のレコーディングに入ると思います。
ただフィル・カニンガムの予定の兼ね合いもあるますし、各曲の完成度を高めるため時間がかかることもありえますので、まだなんとも言えません。
Q:昨晩歌ってくれたスコティッシュ・マウス・ミュージックの歌詞カードってあるのですか?
コニー:あるわよ。これについてはあなたにコピーを差し上げましょう。
Q:ありがとうございます。そういえば昨日のコンサートのオープニング曲はスカータグレン(コニーがソロ活動前に活動していたアイリッシュ・ミュージックのバンド。3枚のアルバムをリリースしている)の"Last Night's Fun"でしたね。
コニー:私のソロアルバムの曲はゆったりしたテンポの曲が多いので、メリハリをつけるために"Last Night's
Fun"のようなアップテンポの曲をコンサートでのレパートリーに入れています。ただ得意なのはどちらかといえばゆったりしたテンポの方ですね。
Q:日本ではスカータグレンのCDがなかなか入手しづらく、トリニティーにメールで問い合わせが何度かきたこともあります。スカータグレンのリリースした3枚のアルバムを再発売する予定はないのでしょうか?
コ:残念ながら契約の関係で、スカータグレンのタイトルは他の会社が権利を持っています。テイラー・パーク・ミュージックにも在庫はごくわずかしか残っていません。しかし、私が権利を取り戻せるようになれば、再発を考えたいと思っています。今すぐに、というわけにはいきませんが、1〜2年のうちには何とかしたいですね。
★ スカータグレンの"Last
Night's Fun"のカバージャケット。
オープニングのタイトル曲は、今でもコンサートのレパートリーになっている。
現在は廃盤状態で入手は困難。
左横の文字はコニーさんの自筆サイン。
Q:あなたのプロモーション・ビデオやライブの映像はあるのですか。またそれらの映像をビデオやDVDなどのパッケージ化して発売する予定はありますか?
コニー:プロモーション・ビデオは今の所「イフ・エヴァー・アイ・リターン」に入っている "Who Will Cofort
me"だけです。これについてはあなたにビデオを差し上げます。私の山での乗馬のシーンなども出てきます。
ライブビデオやDVDをリリースすることに大変関心はあります。まあ私はまだDVDは持っていないのですが(笑)。既に38ミリフィルムのストックは沢山あります。しかし、それらをセレクト、編集するまとまった時間がなかなか取れません。
でも計画していきたいですね。
Q:いつかあなたを日本公演にご招待できるといいなと思います。もし日本で公演を行うとしたら、あなたの考えるベスト・メンバーは誰と誰ですか?
コニー:ブズーキのロジャー・ランズとは、いつもアメリカでのツアーをいっしょに行っていて気心が知れています。それに彼とは、もうスカータグレンの頃から長い間共演していますし、彼には来てほしいです。また、様々な楽器をこなせ、サウンドの核となるフィル・カニンガムを、スコットランドから招待できるかどうか、ですね。ただ、彼をツアー・メンバーに加えるとなると、彼のスケジュールの問題があります。彼は様々なレコーディングやセッションに参加していますから、1年以上先になることを見越してスケジュールを調整していく必要が出てくるでしょう。後は、必要に応じてホイッスルやフィドルの奏者を加えればよいと思います。
Q:フィル・カニンガムといっしょにコンサートを行ったことはあるのですか?
コニー:ええ。ただ回数はそんなに多くありません。たしかスコットランドのフェスティバルなどで何度か、だと思います。
Q:ところで海外での時差いついては大丈夫ですか?
コニー:以前私がオーストラリアやニュージーランドに行った時には、ひどい時差ぼけで不眠に悩まされました。時差の近い日本での滞在は大丈夫かな(笑)。もし私が日本で歌うとしたら、リスナーは私のMCを理解してくれるかしら?
Q:一部の英語に堪能なお客さんは聞き取れると思いますが、多くの人は部分的か、あるいは全く聞き取れないかのどちらかだと思います。これについては、アンケートを見ても通訳をつけて欲しいというお客さんと特に必要ないというお客さんと両方いるのですが・・・。
ひとつのアイデアとしては、何人かのアイリッシュ・ミュージシャンが来日公演で行ったことがあるのですが、日本語のコメントをローマ字で紙に書いておいて、曲の合間に読み上げるというものです。これは受けが良かったようです。
コニー:それはいいアイデアかもしれませんね。私も日本語を勉強しておこうかしら。
※この後コニーさんはショッピングストアに立ち寄った時に、日本語会話の本を買って、色々なあいさつを練習していた。

筆者がウエストン滞在中に宿泊していた小ぎれいなB&B(ベッド&ブレックファースト)の応接。
ここで「ウイッシング・ウエル」向けの写真が撮影された。