Q:あなたはアイルランドやスコットランド、ネイティブインディアンなど様々な民族の血を引いていると聞いていますが、正確にはどの民族の血を引いているか教えてもらえますか?
コニー:ちょっと待って下さいね。今思い出しますから・・・ええと、私の父ドイル方の血は、インディアンのチェロキー、それにイングランド、ウエールズの血が入っています。母ジャニス方からは、アイルランド、スコットランド、メキシコ、フランスの血が入っています。
Q:それはすごいですね。ゲール語の歌もこなされていますが、これはどこで会得されたものなのでしょうか?
コニー:カンサスシティにいる女性の先生からゲール語を習っています。歌についてはゲール語で収録されたレコードを聴いたり、印刷物になっている歌を調べたりしながら自分なりに修得しました。
Q:あなたが最初に演奏した楽器は何でしたか。また、いわゆるケルティック・ミュージックとの出会いはいつ頃だったのでしょう?
コニー:幼少のころから14年間、クラシックピアノを習っていました。バッハとかベートーベンなどを弾いていました。ケルティック・ミュージックを聴きはじめたのは1980年くらいからだったと思います。
Q:今まであなたが 影響を受けたケルト系ミュージシャンについて教えてもらえますか?
コニー:スティーライ・スパンやペンタングルなどの英国のフォーク・ミュージックに影響を受けました。なかでもマディ・プライアー、彼女とは数年前あるフォークフェスティバルのワーク・ショップで共演してから、とても親密で互いにリスペクトしあう良い関係が続いています。
それから、私のソロ・アルバムをプロデュースしてくれているフィル・カニンガムのシリーウイザード、オシアン、アイリッシュ・ミュージックではデ・ダナンやボシーバンドなどの影響を受けています。
Q:それは大変興味深いお話です。マディ・プライアーのアルバムをリリースしているパーク・レコードと今話を進めていて、彼女のタイトルを私たちのレーベルから日本で発売しようというプランを進めているところです。僕はマディとあなたの音楽には、似たようなスピリットを感じていたものですから。
ところで、ケルト系以外の音楽からの影響についてはどうですか?
コニー:カルロス・ナカイやなどのネイティブ・インディアンの音楽。
また、スキップ・ゴーマンやラウンダーなどのカーボーイ・ソングなどですね。
Q:あなたの4枚のソロ・アルバムをプロデュースしているフィル・カニンガムとはどうやって知り合ったのですか?
コニー:私があるバンクーバーで行われたフィスティバルに出演した時に、彼もたまたま出演していたのです。それが初めての出会いで、ちょうど私がソロ活動を始めるころでした。
後日、フィルに自分のアルバムをプロデュースしてほしいと思ってスコットランドの彼に手紙を書いてコンタクトしたところ、大変好意的な返事が返ってきたのです。そして、最初のソロアルバム「サムバディ」をプロデュースしてもらうことになりました。今まで「サムバディ」「ウイッシング・ウエル」「イフ・エヴァー・アイ・リターン」の3枚のアルバムはスコットランドで、最新作の「ボーダー・オブ・ヘヴン」はアメリカでレコーディングしました。
スコットランドでのレコーディングでは、フィルのよく知っているミュージシャン達が参加しています。「ボーダー・オブ・ヘヴン」では、アメリカ在住のブルーグラス系のミュージシャンも参加しています。また、「ボーダー・オブ・ヘヴン」にフィドルで参加したフィルの弟のジョン・カニンガムはアメリカで活動しているため、今回のアメリカでのレコーディングで参加してもらうことになったわけです。
Q:ジョン・カニンガムが在籍していたグループ「ナイトノイズ」で一緒に参加していたミホール・オ・ドーナル、トリーナ・ニ・ゴーナルらのアルバムはトリニティーから日本発売されていますよ。
コニー:彼らの音楽は私も好きです。特に『スカラ・ブレイ』は素晴らしい作品だと思います。
※これが「干し草刈りの季節(At Hay cutting time)」
で歌われている本物の干し草(Hay)。
ウエストン周辺の牧場や草原などでは沢山見かけられる。
Q:「干し草刈りの季節」や「ウエストン」オリジナル曲を聞くと、あたかもそれらが昔から歌い継がれてきたトラッドなケルト系の名曲のように聞こえるのですが。古楽(Early
Music)などの影響もありますか。
コニー:どうもありがとう。たしかに「ウビ・カリタス(ウイッシング・ウエルに収録)」のような中世の古い曲にも大変関心があります。1983年頃から真剣に古楽を聴き始めていました。
Q:その「ウビ・カリタス」や、また「カンタス(サムバディに収録)」のなどの楽譜がこちらで販売されていることを知って驚きました。日本のリスナーの人で「干し草刈りの季節に」を演奏している人もいらっしゃいますし、あなたの代表曲のスコア集が出たら喜ぶとリスナーの方は多いと思いますが。
コニー:こちらでも同じような要望は、多くの人からメールで受け取っています。。編曲して出版するだけの時間がなかなか取れませんが、スコア集を出したいという気持ちはあります。

