白石和良さんによる、ミホール/トリーナ/モレート・インタビュー

4.70年代のモレート

   

    

 白石さんがお持ちの、モレート・ニ・ゴーナルの最初のソロ・アルバム。
 アナログLPのみの発売で、CDでは未だに発売されていない。

 大変な貴重盤。ぜひともCDでの再発売を希望したいタイトルである。


                     

                            

               

Q:今度はモレートさんに伺います。モレートさんは長らく看護婦さんの仕事をしていてフルタイムのシンガーになったのは近年の事だというのは良く知っていますが、それ以前でこの最初のソロアルバム『MAIREAD NI ODHOMNAILL 』 (アイルランドGAELLINN CEF055,'76)や、オムニバス・アルバムの『SAILING INTO THE WALPOLE'S MARSH』 (米GREENLINNET SIF1004,'77 、現在クランで活躍しているショーン・コーコランなど他の3人と共にモレートの無伴奏の歌が収められている) の頃はシンガーとしての活動にもっと時間を割いていたのでしょうか?

モ:私は歌う事を止めた事は一度もありませんでした。でもかつてはアイルランド国内でフェスティバル出演などの活動をしていて海外には殆ど出なかったのです。私は常に歌いつづけていましたが....このオムニバス・アルバムが作られたのは、アメリカの建国 200年の記念のツアーで24人くらいのミュージシャンが米国をツアーをした時の事です。このアルバムはそのツアーの直後のある日に私達が一室に集まって録音したのです。

Q:そのツアーでは、モレートさんは自分だけで完全に無伴奏で歌ったのですか?

モ:そうです。スカラ・ブレイの後、ミホールとトリーナはボシー・バンドを結成しましたので、私は自分の道を歩む事になったのです。それで私はエディ・ブッチャーとかジョー・ヒーニーとかいった人々の歌を聞きはじめて、それから自分独自の歌をはじめたのです。(トリーナ達とは)全く違ったやり方で。...だから(今回の様に)ミホールやトリーナと再び一緒に歌うのは特別な場合だけなのです...

Q:先程のオムニバス・アルバムの頃の米国ツアーでは何か思い出は?

モ:ひどいものよ(笑)。私は21歳で...

ト:そのモレートの最初のソロ・アルバムで着ているセーターは私と代わる代わる着ていたものだったのよ(笑)。

モ:当時はそれが可能だったのよ(笑)。その米国ツアーでは「素晴らしい時」を過ごしたわ。その時がデ・ダナンの最初の米国ツアーだったわね。

Q:デ・ダナンもそのツアーに加わっていたんですか!

モ:そう。他にはエディ・クラークとか、コーコランとか、マイコ・ラッセルとか、偉大なフルート奏者のソニー・マクドナルドとか、パディー・ターニーなんかがいたわね。最初23人か24人のミュージシャンがいたのだけれど最後まで参加していたのはたった11人だけでした(笑)...私達は良い時を過ごしましたが、お金はなくなってしまったのです。

                                              

                                                    

                                                

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